《 9月7日 今日は何の日? 》「白露(はくろ)」
朝の草花に露が宿り始める頃。
昼夜の気温差が大きくなるこの時季は、朝晩に空気が冷やされ露を結びます。湿気を含んだ空気が冷気に触れてできる水滴は、朝晩の気温が低くなっている証拠です。
朝の光に白く輝く梅雨のことを、古の人は「白露」と表現しました。白露は、露の美称「しらつゆ」のことで、秋の季語でもあります。
<どんな災害でもペットと一緒>
みなさんは災害時、ペットとどう避難するか考えたことはありますか。
環境省や各自治体では、災害時にペットと一緒に逃げる「同行避難」を原則としています。しかし十分には浸透しておらず、多くの飼い主がペットを置いて避難するケースが過去の震災時に多くみられました。幸いにも同行避難ができたとしても、さまざまな人が共同生活を送る避難所では、ペットの鳴き声や臭いなどの苦情やトラブルなどの報告も多数あります。
ペットと慣れない避難生活をするために飼い主が行うべき対策として、「ペットの防災、か・き・く・け・こ」をご紹介します。
「か」飼い主の責任とマナー
災害時、ほとんどのペットはパニックになり逃げ出したり隠れたりと普段と違う行動をとることがあります。迷子のペットを探し出すための首輪や迷子札、マイクロチップなど身元を示すものの装着をおすすめします。またワクチン接種やノミ・ダニ予防は飼い主の責任です。
「き」キャリーバック
キャリーバッグやケージ、パニックや怯えた時に入れると落ち着きやすい洗濯ネットなど、普段から入るよう慣らしておきましょう。またハーネス装着やスリングに入れての移動なども時々練習しておくとよいでしょう。
「く」薬・ペットフード
動物病院が被災すれば薬も手に入りにくくなります。災害時はただでさえストレスから体調を崩しやすいので、持病の薬や療法食の備蓄は必須です。また、最低3日分の飲水とエサは準備しておきましょう。
「け」健康管理
普段からのトイレチェック、エサの管理、体重管理、コミュニケーションを兼ねて全身を触って毛並みや目・鼻・口の状態などのボディチェックをすることで、非常時の体調変化に気づくことができます。
「こ」行動・しつけ
基本の「待て」「おいで」などの行動のしつけ、また、家族以外の人間や動物、音などの刺激や環境に日頃から慣らすことが非常時に役立ちます。
ペットを守ることができるのは飼い主だけです。
どんな状況でも大切な家族と一緒に居られるよう、飼い主は常時から「もしもの時」への意識をもち備えておきたいものです。
参考文献
・「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」環境省HP
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506.html
・『どんな災害でもネコと一緒』小学館
※この内容の意見や見解は、あくまで書き手個人のものであり、
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