肩の痛み「肩峰下滑液包炎」

肩関節には、肩関節の保護や、動きを円滑にするための滑液包と呼ばれる袋があります。腱板を保護するために筋腱と骨の間・筋腱どうしの間には、内面を滑膜で被われ、中に滑液を入れた袋状の滑液包があり、筋腱の摩擦を少なくして滑らかに行われるように作用しています。肩周辺には多くの滑液包が存在し、中でも肩峰下滑液包が重要です。

肩峰下滑液包は、肩峰の下にあって腱板全体を包んでクッションの役割をしており、ここの炎症によって滑液が貯留すると、腫脹・熱感を呈してきます。

●肩峰下滑液包炎の原因

・同じ動作による肩関節の摩擦や衝突(インピンジメント)

・スポーツ(野球の投球動作、テニスのサーブ、バレーのアタック、水泳、重量挙げ)

・腱炎から起こることがある

・加齢による腱・靭帯・滑液包・関節包などの組織の変性(血行不良による退行性変化、いわゆる四十肩・五十肩)

・肩関節のインナーマッスル(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)の筋力低下

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徐々に痛みが現れるため慢性化しやすく、痛みが強い時期は夜中寝ているときも痛み(夜間時痛)、睡眠の妨げになります。肩峰下滑液包が硬く小さくなり可動域が狭まります。

炎症が長期に渡ると筋肉が萎縮し筋力が低下してしまいます。

●肩峰下滑液包炎の症状

・肩峰下(肩の外側)の腫れ、発赤、熱感・圧痛

・肩関節の可動域の低下(腕が上がらない、髪をとかせない・結わけない、背中に手が回らないなど)

・肩峰下の痛み、安静時痛(じっとしていても痛む)

・肩峰下の運動痛(腕を動かすとき痛む)

・夜間痛(寝ているとき痛みで起きてしまう)

●肩峰下滑液包炎の対処法

・痛みの出る動作を避ける。

・身体の協調性を高めて、全体でバランスをとるような体の使い方に変える(肩関節のみに負荷が集中しないように体幹を使う)。

・痛みの出ない範囲でストレッチをする。

・夜間時痛を軽減するため、肩の下、肘の下、手首の下などにタオルを入れて痛みの出ない寝方にする。

・痛みが消失してきたら、肩のインナーマッスル(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)を鍛える。

・鍼灸、整体

※腕を頭より高く上げる動作を繰り返すと、上腕骨の上端が肩甲骨上部との間で肩腱板の筋肉を挟み、結果として炎症や腫れが起こることがあります。炎症が起きているにもかかわらず動作を続けていると、腱が弱くなり断裂することがあります。

※肩関節の他にも、膝関節、肘関節、足関節などの滑液包炎が多くみられます。

腱板炎はこちら→「肩関節の痛み「腱板損傷・腱板断裂」

石灰沈着性腱板炎はこちら→「カルシウム不足(四十肩・五十肩の石灰化、腎臓の石灰化)

肩関節炎のツボ療法はこちら→「肩関節炎のツボ療法

アキレス腱滑液包炎はこちら→「アキレス腱が痛い② かかとが痛い「アキレス腱滑液包炎・アキレス腱皮下包炎」

晴鍼灸院/整体院  03-6450-0345」

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