《 12月21日 今日は何の日? 》「冬至」
●冬至(とうじ、英: winter solstice)は、二十四節気の第22。北半球ではこの日が一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が短い。期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小寒前日までである。西洋占星術では、冬至を磨羯宮(やぎ座)の始まりとする。(Wikipediaより)
<新型コロナウイルスにも発酵食品が良いかも?>
筆者が在住する京都には、一年を通してさまざまな歴史的伝統行事が営まれていますが、今年は新型コロナウイルスの影響で3月以来それらがことごとく中止に追いやられてしまいました。しかし、政府の方針で秋口から感染予防策と経済支援策の両輪が回り始めたことで、第3波が生じながらもいろいろな行事が再開されつつあります。
そのようななかで冬至の12月21日に開かれるのが、京都のランドマークの一つである日本一高い木造の五重塔のある東寺の境内での「弘法市」と呼ばれる露天市です。その出店数は1200店以上で国内最大級の規模を誇っています。
京都人から「弘法さん」と呼ばれ親しまれる「弘法市」は毎月21日に開かれるのですが、中でも12月21日の市は「終い弘法(しまいこうぼう)」と言われ、迎春準備の品を買い求める人々が年間で最も多く訪れ、たいへんな賑わいをみせます。
数多くの店が出る市ですが、そのなかでも特に、長い行列ができるのが漬物店。そこに並ぶ人々のお目当ては「すぐき」という漬け物で、京都の上賀茂周辺の農家が栽培した「すぐき蕪」という京野菜を塩水による下漬け(1晩)、塩をまぶした本漬け(約7日間)を経て、室の中で約8日間発酵をさせる、現代の日本では数の少ない本格的な「乳酸発酵漬物」です。
独特の酸味と発酵臭がする漬け物で、筆者の知人が東京の友人に贈答品として送ったところ「腐ってる!」と電話してきたという話しもあるほど、通常の漬け物とは風味が違うのが特徴の逸品です。
TV番組「秘密のケンミンSHOW」では全国各地のさまざまなご当地グルメが紹介されますが、そこでもよく各地独特の発酵食品が紹介され驚かされます。これもこの国の気温と湿度の関係が、微生物の繁殖に適しているからでしょう。
発酵食品が人の免疫力向上につながることは種々の研究で裏付けられており、M社のR−1というヨーグルトはインフルエンザウイルスへの免疫力を高めることが科学的に証明された製品として、毎年冬の大学入試の時期が近づくとスーパーの棚から数が減っていくのは現代の風物詩ともいえます。
さあ、新型コロナウイルスへの免疫効果が直接得られる発酵食品が見つかる日が一日も早く来る日を楽しみに、とりあえずさまざまな発酵食品をしっかり食べて、あとはマスク+手洗い+三密回避、そして、もちろんお灸をすえて、この難局を乗り越えましょう!
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