《 11月22日 今日は何の日? 》「小雪」
●小雪(しょうせつ)は、二十四節気の第20。十月中(通常旧暦10月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が240度のときで11月22日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から11/12年(約334.81日)後で11月21日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の大雪前日までである。
西洋占星術では、小雪を人馬宮(いて座)の始まりとする。(ウィキペディアより)
< 風邪に対する世界の民間療法>
世界では現在、新型コロナ感染症が猛威を振るっていますが、コロナウイルスと言えばもともと風邪症候群の原因の一つとなるウイルスです。この所謂「風邪」ですが、西洋医学が発達した現在では、ウイルスや細菌などにより呼吸器症状を引き起こすものと認識されていますが、まだ医学が発達していない時代には「風邪」という症状の概念はあるものの、その正体ははっきりせず、その治療や予防のため、さまざまな民間療法が、さまざまな国や地域で発達してきたようです。その例を挙げてみると、
●イギリス…はちみつを入れたホットレモンを飲む。
●フランス…はちみつ入りホットミルク、ラム酒のお湯割りなど。
●ドイツ…温めたビール、赤ワインに砂糖と卵を入れたものを飲む。
●ロシア…ウォッカを温めたり胡椒を入れたりして飲む。
●アメリカ…チキンスープ。温めたコーラ(!?)
●インド…油(ごま油など)でうがいをする(!?)…などなど。
アーユルヴェーダという医学体系を持つインドの例は特殊かもしれませんが、ヨーロッパ北部などの寒冷地域では、温めたスピリッツやミルクで身体を温め、栄養価の高いはちみつを取るというのが主流のようです。はちみつの甘さはのどの痛みにも効きそうですね。温めたコーラというのには、ちょっと吹きだしてしまいましたが、実はコカ・コーラは全世界で製法が共通で軟水で作られるようです。「海外でおなかを壊したらコーラを飲め」と言われることもあるので、弱った身体の水分・栄養補給には合理的なのかもしれません。
このほか、イギリスではことわざに「Feed a cold and starve a fever.」(風邪には大食、熱には小食)というのがあります。文字通り、風邪を引いたときには栄養をたくさん摂り、高熱の時には絶食した方が良いという意味です。このことわざの真偽はよくわかりませんが、免疫系をニュートラルにするという意味では、案外正しいことなのかもしれません。
それではわが国ではどうかと言うと、「たまご酒」「おかゆ・雑炊」「生姜湯・葛湯」など、いろいろなものがありますが、これらには「身体を温める」という共通点が見えてきます。寒冷期に風邪が多いということは、空気が乾燥してウイルスの感染力が強まるということの他に、寒冷刺激が基礎免疫力を下げるということを意味し、逆に言えば「体を温める」ことが風邪の予防、治療につながると昔から考えられてきたということでしょう。ちなみに私は風邪を引きそうな時には、ミルクティーにクローブ、カルダモン、シナモン、ジンジャーなどのパウダーを入れて飲むことにしています。飲んだらすぐに身体がポカポカして、いかにも効きそうな感じでしょう?みなさんもぜひ試してみてください。
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