《 6月5日 今日は何の日? 》「芒種」
芒種(ぼうしゅ)は稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。
「芒」は日本語では「のぎ」と読み、稲の穂先にある針のような突起のことをいいます。
初夏のさわやかな気候がだんだん蒸し暑くなっていき、雨天が多くなり次第に各地で梅雨入りとなります。
日本では古来より「6歳の6月6日に稽古を始めると上達しやすい」と言われており、楽器や舞踊など伝統芸能の「稽古始め」は6月6日としています。
その由来は、室町時代に能を大成した世阿弥(ぜあみ)の著『風姿花伝(ふうしかでん)』に、「習い事を始めるには数え七歳(つまり満6歳の年のうち)がもっとも良い」という記載があることからとされています。
現代でも6月6日は「お稽古の日」として捉える風習は残っており、習い事を始めるのに良い日とされています。
「稽古」の「稽」という漢字には「考える」という意味があり、「稽古」の語源には「古(いにしえ)を考える」、「昔のことを古い書物などを読んで調べ、学び、今なすべきことは何なのかを正しく知る」という意味があるそうです。「お稽古の日」に、古から学ぶことを何か始めてみてはいかがでしょうか。
<マスク熱中症にご注意を>
熱中症といえば夏のイメージがありますが、梅雨の晴れ間や梅雨の終わり頃に急に暑くなった日などに起こることも多く、この時期から対策が必要です。
さらに今年は、「マスク熱中症」への対策も重要になります。
厚生労働省は新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、「新しい生活様式」を発表しました。その中で感染防止の3つの基本として、(1)身体的距離の確保、(2)マスクの着用、(3)手洗い、を掲げており、症状がなくてもマスクを着用する取り組みが必要となりました。
マスクを着用すると顔の半分ほどが覆われるので、暑い時期には熱が発散できずにこもりやすくなります。また、マスクを着用していることで口元が加湿されるため、口や喉の渇きを感じにくくなり水分補給が少なくなる可能性があります。このため、マスクを着用していないときに比べて熱中症リスクは高くなると考えられ、特に注意が必要です。
厚生労働省からは、以下のマスク熱中症対策のポイントが発表されています。
◇屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。
◇マスクを着用している場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心掛けるようにしましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、適宜、マスクをはずして休憩することも必要です。
◇新型コロナウイルス感染症を予防するためには、冷房時でも換気扇や窓開放によって換気を確保する必要があります。この場合、室内温度が高くなるので、熱中症予防のためにエアコンの温度設定をこまめに調整しましょう。
◇日頃の体温測定、健康チェックは、新型コロナウイルス感染症だけでなく、熱中症を予防する上でも有効です。体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養するようにしましょう。
◇3密(密集、密接、密閉)を避けつつも、熱中症になりやすい高齢者、子ども、障害者への目配り、声掛けをするようにしましょう。 (厚生労働省ホームページより抜粋)
熱中症も心配ですが、これからの季節にマスクを着用することは暑苦しく不快に感じます。不快感を軽減するために、香りで工夫してみるのはいかがでしょうか。清涼感の強いミント(ハッカ)、ユーカリなどのアロマスプレーをマスクに噴射してから着用すると、すっと爽やかな涼感を感じられます。
また、接触冷感や速乾性の良さなど素材にこだわった夏用マスクも販売されているので、取り入れてみるのもよいですね。
今年は例年以上に体調管理に気をつけて、暑い季節を元気に乗り切りましょう。
※この内容の意見や見解は、あくまで書き手個人のものであり
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~鍼灸師会マガジンより~
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<6月の休診日>
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(月)