肝臓の疲れと慢性疲労

<肝臓の働き>

肝臓は、栄養素を取り込んで身体に必要な物質に合成したり物質を分解したりするなど重要な役割を持ち人体の化学工場にたとえられます

 

●代謝

糖代謝:小腸で吸収されたグルコースは肝臓内でグリコーゲンに合成されて貯蔵される、血糖が低下するとグリコーゲンはグルコースに分解されて血中に出ていく

タンパク質代謝:吸収されたアミノ酸から各種タンパク質が合成される、不要のアミノ酸が分解されて生じた有毒なアンモニアを尿素に転換し無毒化する

脂質代謝:脂肪の合成・分解、コレステロールを生成する

ビタミン・ミネラルの代謝:各種ビタミンやミネラル(鉄・カルシウム・マグネシウムなど)の貯蔵と放出

 

●解毒

血液中の有害物質を無害化する、薬物・アルコール・食品添加物・老廃物の代謝を行う

 

●胆汁の生成・分泌

肝細胞で生成された胆汁は胆のうで一時蓄えられ濃縮される→食事により胆汁は十二指腸に排出され脂肪の消化・吸収を助ける

 

●血液凝固

血液凝固に関与する物質を生成する

 

●血液の貯蔵

全血液の10%を貯蔵し循環血液量を調整する、出血時には肝臓に蓄えられている血液を動員する

 

●生体防御反応

クッパー細胞の食作用によって血液中の異物を取り除く

 

<肝臓が疲労する原因>

・食べ過ぎ

肝臓の代謝機能が働き過ぎとなる

(高タンパク・高脂肪な食品は特に分解に手間がかかる)

・アルコールの摂り過ぎ

肝臓の解毒作用が働き過ぎとなる

・運動不足

肝臓に栄養が溜まり過ぎて、それを排出するため肝臓が働かなくてはならない

・ハードな筋力トレーニング

アンモニアを発生させるため肝臓(分解)と腎臓(排出)の働きが増える

・睡眠不足

長時間起きているとその分のエネルギーを肝臓が生成するため休息できない

使ったエネルギーは老廃物を発生させるためその処理も肝臓が行わなくてはならない

・精神的ストレス

副交感神経が内臓をコントロールしますが、精神的な緊張は交感神経を刺激するため肝臓の働きがうまく行えません

また交感神経優位時は全身の筋肉が緊張し内臓への血流量が減るため、より肝臓の働きの阻害となってしまいます

・薬物・農薬・食品添加物の摂り過ぎ

薬は常に摂取すると、肝臓が分解に追われます

・喫煙

ニコチンやタールを分解し排出するため肝臓の解毒作用が働きます

・急激なダイエットによる脂肪肝

急激に食事量を減らすと、肝臓に蓄えてある中性脂肪を血液に送り出す際に必要なタンパク質も不足するため、中性脂肪を排出できなくなり(脂質代謝が低くなる)、脂肪が溜まって脂肪肝となってしまいます

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このような生活環境が肝臓の機能低下を起こし、肝臓病や慢性疲労倦怠感眠気などを引き起こします

 

筋肉は、糖の代謝・有害物質の解毒などの働きがあり、第二の肝臓ともいわれます。適度な運動をしたり、筋肉の柔軟性や筋力を保つことが肝臓の手助けにもなります。

 

慢性疲労症候群はこちら→「慢性疲労症候群とは?」

 

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