糖尿病<インスリンと代謝異常>

インスリンの働き

インスリンは血糖値を下げるホルモンです

・血液に入ったブドウ糖を骨格筋・肝臓・脂肪組織の細胞に送り込み

肝臓や筋肉中でブドウ糖がグリコーゲンに合成される作用を促進し

かつ、肝臓からブドウ糖がむやみに血液中に放出されるのを抑えます

・糖質だけでなくたんぱく質・水分・ミネラルの代謝にも深く関わっています

 

糖尿病

インスリンが体内に充分あっても細胞で働けない状態(インスリン抵抗性)が起こって

ブドウ糖がエネルギー源として利用できなくなり

身体は不足のエネルギーを脂肪酸で補おうとします

通常は脂肪組織に蓄えられた脂肪が分解して脂肪酸になり、この脂肪酸がさらに分解してエネルギー源となるのですが

インスリンの作用が不足している状態では脂肪の代謝も滞ります

分解が途中までしか進まない脂肪酸はケトン体(代謝産物)になり、これが増加して処理しきれなくなったものが血中に溢れ、血中ケトン体が増加して

血液が酸性に傾き、尿中にアセトン体となって出てきます

 

※血中ケトン体濃度

通常は1~3mg/dlですが、糖尿病では30~40mg/dlという値を示し、酸性の血液が脳の機能を抑制し糖尿病昏睡に陥らせることもあります

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糖尿病が進行して糖質や脂肪がエネルギー源に利用できなくなると

骨格筋のたんぱく質を分解して補わざるを得ないため、いくら食べても体重が減ってやせてきます

また高血糖状態が続くと、浸透圧によって細胞内水分とともにカリウムが細胞外に引き出されて電解質のバランスも崩れ、水分代謝の異常は腎臓の機能障害も引き起こしてしまうのです

 

※多飲多尿

血糖値が高くなると

腎臓が血液中のブドウ糖を水分とともに尿として排出する

体内の水分が不足し、のどが渇いてしょうがない、口の中が粘っこいなどの症状が現れます

水分を大量に摂取する(多飲)

尿量が増えトイレの回数が増える(多尿、頻尿)

悪循環となってしまいます

 

 

糖尿病は①こちら→食べる順序で糖尿病予防

肝臓の疲れと慢性はこちら→「肝臓の疲れと慢性」

 

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