筋肉⑪下半身の筋肉の衰え方(変形性膝関節症、変形性股関節症)

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加齢とともに身体全体の筋肉が少なくなってきます。

元々大きい筋肉である殿筋群=股関節の筋肉(おしりの筋肉)や大腿部(もも)の筋肉群では特に衰えが目立つようになります。

殿筋群は股関節とその中の大腿骨頚部をおおっているので、筋肉にしっかり厚みがあれば大腿骨頚部骨折、変形性股関節症などを防ぐことができます。

しかしその殿筋群が衰え始めると、背筋を伸ばした姿勢を保つのが困難になり猫背となってしまいます。

大殿筋、中殿筋、小殿筋の殿筋群はそれぞれ股関節を伸展・外転・外旋させるはたらきがあり、野球の守備姿勢からの捕球や全力疾走時には殿筋群が強く収縮します。

野球の名選手やスプリンターにはお尻の大きい選手が多いと言われるゆえんです。

また、中高年では運動不足になりがちですが、大腿四頭筋のうち運動不足の弊害を一番受けるのが内側広筋(ももの内側)で、加齢による衰えを示すバロメーターと言われています。

外側広筋(ももの外側)は歩くなどの日常生活で使われるためあまり衰えませんが、内側広筋は日常生活ではあまり使われないため意識して鍛えないとどんどん衰えていきます。

この内側と外側のバランスが崩れて膝のお皿(膝蓋骨)がももの骨(大腿骨)と擦れ合い、変形性膝関節症膝蓋骨軟化症など様々な障害があらわれてきます。

内側広筋の衰えは、膝をまっすぐに伸ばした時にお皿の内側上縁に深いしわが数本あらわれるので目で見てわかります。内側広筋の萎縮が進行したあらわれです。

内側広筋を鍛えるには、内ももを意識したウオーキング(踵→小指側→親指の順で蹴るように歩く)、膝を閉じ気味におこなうスクワットが効果的です。

また、急激に膝の屈伸を繰り返すと痛める可能性が高いので、膝の状態によって10回程度からおこないましょう。

 

筋肉⑫はこちら→「速筋・遅筋とは?」

 

晴鍼灸院/整体院

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