女性は出産の痛みに耐えられるくらいだから、男性より痛みに強いはずだという説があります。
男女に氷水に手をつけさせて、痛いと感じる温度の領域や時間を計測する実験を行ったところ、氷水の痛みに対して女性のほうが早く苦痛を感じ始め耐える時間も短かったといいます。
男性:痛みそのものに注目して対応しようとする。男性ホルモンは鎮痛作用を増加させる。
女性:”痛み”という感覚のネガティブな感情イメージに影響されるために痛みの閾値が下がる。自律神経や感情が痛みに対して影響しやすい。
のだとしています。
また氷水実験で、コーヒーのカフェインやアロマなどの心地よい香りが痛みに対して一時的に耐えやすくさせたのは、女性のみで男性には変化はありませんでした。
<出産時>
けがや病気の痛みとは質的に異なり、脳内物質などによって痛覚耐性の閾値も変化する、いわば必然性のある痛みです。
<けがや病気>
生殖にとってマイナスの痛みで、生物学的にはメスのほうが痛みに対して敏感な方が危機に対処しやすく、
一方闘いの場面が多いオスは、痛みに鈍いほうが都合がよく、より生存率が高まると考えられます。
その場の状況により痛みの感覚は男女差があるといえます。
晴鍼灸院/整体院
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